ビッグデータやそれらのデータを使った機械学習など、今やデータの活用はビジネスに欠かせないものになっており、データを分析・可視化できるBIツールを導入する企業が増えています。
▼BIツールの機能などについてはこちら
データを制する者はビジネスを制する!?BIツールの機能やメリット・デメリットBIツールには数え切れないほど種類がありますが、今回の記事では、中小企業向けにおすすめのBIツールを7つに絞ってご紹介させていただきます。
もくじ
おすすめBIツール7選
みんなが使ってる老舗BIツール「Tableau」
- 直感的な操作でデータの可視化が可能
- 連携できるデータの種類は100以上と、連携の幅が広い
- リアルタイム更新が可能
- ノウハウを共有できるコミュニティがある
- Tableau Creator:1ユーザー / 102,000円 / 年
- Tableau Explore:1ユーザー / 51,000円 / 年
- Tableau Viewer:1ユーザー / 18,000円 / 年
※14日間のトライアル期間あり
直感的な操作で扱えるため初心者にもおすすめ
海外で急速に普及中「Microsoft Power BI」
- プログラミングの知識がなくてもデータの抽出から分析、レポート作成まで可能(セルフサービスBI)
- Microsoft製品であるAzureやOffice365はもちろん、様々なデータと連携できる
- 話し言葉で質問するだけで、ビジネスに関する疑問について AI を活用した回答を迅速に得られる
- Power BI Desktop:無料
- Power BI Pro:1ユーザー / 1,090円 / 月
- Power BI Premium:1ユーザー / 2,170円 / 月、容量単位 / 543,030円 / 月
Microsoft製品を使う機会が多い方は、馴染みやすいインターフェイスでおすすめ
コストを抑えて導入「Amazon QuickSight」
- セットアップの必要がなく、すぐに利用できる
- AIの機械学習によってデータを解析してさまざまな予測が可能
- 低コストで導入できる
利用ユーザー数と使用しているストレージの容量の合計で算出(利用ユーザー数が1人の場合は、使用ストレージ容量1Gまでは無料)
※各機能によってトライアル期間あり
複雑な解析などはせず、シンプルに見える化したい人向け
見やすいレポートを簡単に作成「MotionBoard」
- ノンプログラミングかつマウス操作だけで簡単に使えるBIダッシュボード
- リアルタイムに可視化し、価値のある情報を迅速に入手できる
- 地図機能や空間を可視化できる3Dマップなど、多種多様な表現が可能
クラウド版とオンプレミス版がある。コストを抑えて社内のクラウドデータを可視化・分析したい場合はクラウド版を、より堅固なセキュリティを求める場合はオンプレミス版を選択する。
- クラウド版:初期費用10万円、10ユーザー / 3万円〜 / 月
- オンプレミス版:10ユーザー / 230万円〜
※トライアル期間あり
直感的でわかりやすいため初心者にもおすすめ
データ分析をするなら「Qlik Sense」
- アメリカで特許を取得した独自の「連想技術」による優れた分析
- データ分析以外にも、データ連携やデータクレンジング、 DWHとしての機能あり
- プログラミングの知識がなくても、マウス操作だけで誰でも使いこなせる
1つ前に紹介したMotionBoard同様、クラウド版とオンプレミス版がある。
- クラウド版:1ユーザー / $30〜 / 月
- オンプレミス版:要問い合わせ
※30日間のトライアル期間あり
一人で分析したり、複数人で分担して分析したりできるため、どのような規模の組織でも導入しやすい
組織全体でデータを活用「Domo」
- 効率的に全社の情報を集約でき、自動的に最新の状態に更新される
- リアルタイムでデータを確認できる
- チームのチャットグループを作ったりタスクを設定するなど、データを自由に共有できる
要問い合わせ
特にセキュリティが厳しい業界で活用されている
慣れるまでに学習コストがかかるため中小企業には不向き
無料で使える「Googleデータポータル」
- Googleが提供している様々なツールと連携できる
- データを可視化してレポートを作成できる
- データを資料化するのは得意だが、分析や情報管理には不向き
Googleアカウントを所有していれば無料
データを分析する用途ではなく、可視化する用途で使いたい方におすすめ
まとめ
BIツールは、機能や料金プランなどツールによって多種多様です。
BIツールを使うユーザー数や目的に応じて料金は大きく変わる可能性があるため、闇雲に導入するのではなく、社内での活用方法やBIツール導入の目的を明確にしてからツールの選定を行わなければなりません。
また、トライアル期間があるもので試しに使ってみるのも良いですね。
社内のデータを有効活用して経営や業務に活かしていきましょう!