【低予算でAI導入】学生エンジニア集団「AI-Tech-Lab」とは?

AI後進国と言われ、国を挙げてAI人材の育成に励んでいる日本。

私たち株式会社◯では非エンジニア向けのAI研修を行なっているのですが、エンジニアを目指す学生向けに「AI-Tech-Lab」という団体の運営も行なっています。

今回の記事では、AI-Tech-Labの目的や活動内容を紹介します。

AI-Tech-Labとは

AI-Tech-Labとは、学生で構成されたエンジニア集団です。

AI-Tech-Labでは「自己学習・情報共有・肯定的」という3つの組織文化を大切にしながら、互いにAIやデータサイエンスなどの技術を学び合ったり、実務として中小企業向けのPoC開発を行います

AI-Tech-Labの目的

AI-Tech-Labの目的は大きく挙げると以下の2つになります。この2つの目的を達成することは、私たち株式会社◯のミッションである「AIの民主化を進める」ということに繋がります

1. AIや機械学習に精通した学生の育成

まずは学生の育成についてです。

世界ではAI後進国と言われている日本。AI人材の育成が急務となっており、内閣府が発行した「AI戦略2021」には、2025年までに全ての大学生・高専生が初級レベルの知識を身につけ、その半数の25万人を応用レベルに習熟させるとの目標が示されています。

理想と現実!日本のAI導入の現状と国のAI計画

実施に企業に就職してAI開発を行う場合、AI開発は一人で行うのではなく、他のエンジニアと協力し、他職種とコミュニケーションを図りながら進めていく必要があります。社会に出て活躍できるAI人材になるためには、AIに関する多くの知識を持っているだけではなく、それらを実際に使ったり、他の人と円滑に意思疎通をとるスキルが必要です。

そこでAI-Tech-Labでは、学生同士が学び合える場、実務経験を積む場を提供し、将来活躍できるAI人材を育成します。

2. 中小企業におけるAI導入ハードルを下げる

先ほど日本はAI後進国とお伝えしましたが、特に日本の企業の99.7%を占める中小企業では、予算を十分に取れる大企業とは違い、コストや人材不足などの問題からまだまだAI導入が進んでいない現状があります。

様々な調査を見ると、中小企業のAI導入における課題は以下の2点にまとめられます。

AI導入における課題

・AIに関する知識が不足している

・AI導入のコストが高い

そこでAI-Tech-Labでは、AI導入におけるコスト面での問題を解決します。

AIプロジェクトに欠かせないステップとして「PoC(実証実験)」があります。PoCという言葉はもしかしたら聞き馴染みがない人もいるかもしれませんが、AI開発はいきなり本番のAIを作るのではなくて、まずは最小限の機能を作って目的の効果が得られるかを検討します。

しかし、正直なところエンジニアでもPoCにどのくらいの時間がかかるかは「やってみないとわからない」という部分があり、AI開発の見積もりでは余裕を持って多くの時間を確保している場合がほとんどです。それによりAI開発のコストが高くなっている場合があります。

▼AIプロジェクトの進め方についてはこちら

急がば回れ!AIプロジェクトを成功へ導く5つのステップ

AI-Tech-Labでは、AI開発において重要なステップであるPoC開発を低コストで行い、中小企業のAI導入を後押しします。

費用は初期費用の20万円+月額制で、開発にかける時間によって4つのプランがあります。最安のプランはTRIALプランで、1ヶ月で4時間のコンサル(進捗確認、方向性の擦り合わせ、提案など)と、28時間の開発時間が確保されています。

(株式会社◯が提供する1ヶ月間の機械学習研修を受講していただければ、初期費用の20万円を無料とします。研修詳細については、この記事の最後をご確認ください。

AI-Tech-Labの活動内容

AI-Tech-Labの活動としては、以下のような内容が挙げられます。その他の業務については、メンバーの意思やチャレンジ精神を尊重しながら柔軟に展開していきます。

  • 受託開発(PoC開発)
  • 自社開発
  • 勉強会(イベント)
  • ブログ執筆
  • 広報活動

AI-Tech-Labのメリット

学生側のメリット

  • 互いに教える・教わる環境がある
  • 開発の実務経験を積むことができる
  • エンジニア同士や他職種などとのコミュニケーションスキルが身につく

学生はAI-Tech-Labを通してAIや機械学習について実践的に学ぶことができ、これらの経験は卒業後の就職や起業に有利な経験となります。

企業側のメリット

  • 本来は非常に高価な機械学習エンジニアの単価だが、学生が行うことによって費用を抑えることができる(従来の2分の1〜3分の1)
  • PoC開発を行うことで、導入したいAIが実際に開発可能なものか?効果があるものか?早い段階で判断することができる
  • 時間で区切ってPoC開発を依頼することができるため、無駄な費用を削減できる

企業はAI-Tech-LabにPoC開発を依頼することで、大きくAIプロジェクトを動かす前に安価にプロジェクトの実現可能性を見極め、必要に応じて方向修正をすることができます。

◯のAI研修 × AI-Tech-LabでAIの民主化を加速

AI開発の隠れた問題

AIの受託開発を行うときの問題点として、依頼企業とAI企業との知識の差が原因で問題が発生していることがよくあります。

AIに関する技術のことやプロジェクトの進め方を知らない企業からの発注は、機能要件が厳しすぎたり、納期が厳しすぎる、費用感が合わないなど、様々な問題が起きやすいです。これはお互いに悪気があるわけではなく、AIについて正しい知識が不足していることが原因で依頼側が無理な要求をしてしまっている場合が多いです。

例えるのであれば、狭い土地に100階建てのビルを建てることを依頼しているようなものです。知識があれば不可能だと理解できることも、知識不足がゆえに実現を要求しているようなイメージです。これにより受託開発会社が疲弊するだけでなく、依頼側の企業にとっても開発が頓挫してしまったり、満足のいくクオリティが確保できないといった不利益が生じてしまいます。

そのため、円滑にAIプロジェクトを進めて業務で活用できるようにするためには、多くの人がAIについて正しい知識を身につける必要があると考えます。

正しい知識をつけてAIを導入

そこで、この問題を解決するためにAI-Tech-LabにPoC開発を依頼する場合、株式会社◯が提供する1ヶ月間の機械学習研修を受講していただければ、初期費用の20万円を無料とします。

▼研修の詳細についてはこちら

非公開: 「非エンジニアが機械学習エンジニアになるための総合演習」とは?

AIは一度導入して終わりではなく、社内にAI人材を配置して保守保全を行う必要があります。企業へのAI導入を考えているのであれば、合わせて社内のAIリテラシー向上やAI人材の育成を行なっていくことでより効果的なAI導入に繋がります

AI導入に興味のある方や不明点ある方はこちらの無料個別相談のご予約をお願いいたします。

一緒にAIに関する正しい知識をつけ、確実に効果のあるAI導入を目指しましょう!