AIで効果的な店舗運営を!小売業界の3つの課題とAI活用事例4選

慢性的な人手不足や、コロナ禍によるECサイトの普及で売上が伸び悩んでいる小売店。

小売業界でのAI活用の流れは進んでおり、効率的な店舗運営や人的コストの削減が求められています。

この記事では、現在の小売業界における3つの課題と、小売店でのAI活用事例を4つ紹介します。

小売店の3つの課題

人手不足

小売業界は給与の低さ長時間労働になりやすいこと、シフト制で土日や長期休暇に人手が必要になることなどから不人気な業界であり、慢性的な人手不足に頭を抱えています。

すでに人手不足となっている状況下で、一人あたりの業務量が増えてやむを得ず残業をしなければならない状態となり、長時間労働となってしまう状態もみられるようです。このような状態が続くと離職率も高まり、さらに人手不足に陥るという負のループがあります。

ECサイトの拡大による実店舗の売上低下

コロナ禍で外出自粛の流れが続いたことで、それまでは実店舗で買い物をしていた層の人たちもECサイトで様々な商品を購入するようになりました。また、SNSなどで商品レビューが投稿されたりと、消費者は容易に商品の情報を入手できるようになり、トレンドの移り変わりも激しくなっています。

現代の顧客は実店舗で商品仕様を確認したうえで、より安く販売しているECサイトを探して商品を購入しています。つまり、店舗まで顧客を誘導しても、そこから競合他社に奪われてしまう可能性があります。そのため、ECサイトを展開してオンラインでの販売を強化したり、実店舗で購入するメリットを示していく必要があります。

多様化する決済方法への対応

日本では2020年の東京オリンピックに向けてキャッシュレス化が進められていましたが、コロナ禍でその流れは加速しました。小売店の規模に関わらず非接触型のキャッシュレス決済への対応は不可欠となっており、多様な決済方法の導入が求められています。

小売店で必ず人手が必要になってくるレジ業務ですが、セルフレジやキャッシュレス決済をうまく導入することで人的コストを削減することが可能です。

小売店でのAI活用事例4選

販売管理・在庫管理システム

小売店では、販売管理のためにPOSレジを導入したり、コロナ禍の巣ごもり需要に対応してネットショップを導入したりと一部にITを取り入れている店舗は増えています。しかし、それらのシステムを連携して円滑に使えている小売店は意外と少ないのではないでしょうか?複数のシステムが導入されていることで、かえって管理が煩雑になってしまっていることもしばしばです。

そのような悩みを解決するために、レジ・ECサイト・店舗発注システム・ネットショップ管理システム連携、DM発行などに対応した「アラジンオフィス」というサービスがあります。

▼食品小売用での活用事例はこちら

セルフレジ

小売店で必ず人手を取られるレジ業務ですが、近年ではコンビニやスーパーでセルフレジの導入が進んでいます。しかし、従来のセルフレジは袋詰するスペースが狭くて使いにくかったり、レジ待ちの時間ができてしまう場合があります。

そこで、イオングループでは全く新しい「レジゴー」というシステムを導入しています。レジゴーは、お客様自身が店頭に設置された専用のスマートフォンで商品のバーコードをスキャンし、専用端末機で会計をする仕組みで、「レジに並ばない」「レジ待ち時間なし」の買物スタイルを実現するものです。買い物をしながらバーコードをスキャンしていくため、お客様はゲーム感覚で楽しく買い物をすることができ、店舗スタッフは従来のレジ業務の時間を減らすことができます。

顧客行動の分析

ABEJA公式サイトキャプチャ

小売店での売上アップのためには、お客様視点で商品配置や店内の動線を考える必要があります。人がよく通る場所に売れ筋商品を陳列したり、一緒に買う可能性が高い商品を近くに陳列するなど、棚の配置によっても売上は変動します。

お客様の入店から購買までの行動を可視化し、そのデータを活用するためのツールに「ABEJA Insight for Retail」があります。このツールによってカメラで来客人数をカウントしたり、年齢や性別の推定、動線の分析などが可能になります。

▼導入事例はこちら

防犯対策

AIガードマン公式サイトキャプチャ

小売店は慢性的な人手不足であり、売り場にスタッフを十分に配置できないことや、売り場で死角ができやすいことから万引き被害に遭いやすいです。特に、様々な社会的背景から高齢者の万引きが増加しています。

そこで、防犯対策として「AIアードマン」や「VAAKEYE」といったAIカメラが活用されています。AIカメラがお客様の特定の行動を検知してスタッフに通知することで、お客様にスタッフが声をかけて犯罪を未然に防ぐことができます。

まとめ

今回の記事では、小売業界の課題とAIの活用事例について紹介しました。

人手不足がやECサイトの普及による店舗の売り上げ低下が叫ばれる中、AIなどのテクノロジーを導入して効率的な店舗運営や、戦略的な店舗作りによって売上を伸ばしている小売店もあります小売店の規模や形態によって、それぞれにあったツールを厳選して導入できると良いですね。

▼AI導入のステップについてはこちらの記事を参考にしてください。

急がば回れ!AIプロジェクトを成功へ導く5つのステップ

今までAIのことはあまり関心がなかった方も、正しく理解してAIを活用することで、導入の効果は得られると思います。まずは知ることから始めましょう!